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篠ノ井線廃線跡歩き

明科駅の少し北、篠ノ井線が付け替えられその跡地が歩けるので散歩に行った。
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国道19号から403号に入り二本目の、山に入ってゆく道をほんの少し少し入ったところに車を置く。踏み跡をわずか下れば廃線跡に出る。残念ながらトンネルは入れない。
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レールも枕木も撤去されているが、放置された電柱が転々と並んでいる。ほぼ平で、新緑がまぶしい気持ちの良い道が続く。振り返れば常念岳が見えるところもあった。
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毎年四月に長野で会議があり、みずみずしい緑のトンネルを抜けて列車が走っていった光景は忘れられない。
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現在の路線は明科駅を出るとすぐトンネルに入り、隣の坂北駅まで殆ど暗闇を走るようになってしまった。
20年ほど前、明科から坂北まで全長10キロ余りを完歩したことがある。そのときはトンネルも開放されていた。一番長い白坂トンネルは2キロ近くあり、水がたまっていたりして難渋した。トンネルを進むにつれ、はいり口のあかりがどんどん小さくなってゆき、やがて見えなくなった時はちょっと怖かった。出口がないんじゃないだろうか?などと軽口をたたきながら暫く進むと、針の先ほどの明かりらしきものが見え、段々それが大きくなりほっとしたことを覚えている。スリリングな体験だった。
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鉄道の遺物がそこここにあるのは楽しい。道路ではないので沿道に家は殆どないけれど、時折道が交差し人家もある。次のトンネルまでの約3キロ位歩いて引き返す。このトンネルはすぐ脇に山道があり、乗り越えて更に先に進むこともできる)こんな短いトンネルは歩けるように整備してくれると嬉しいのだが・・・・・・・。
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帰りは部落に向かう道をとり寄り道をする.上ったり下ったりけっこうハード。常念が見渡せる眺めの良いところもあった。
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車に戻るまでの2時間半のショートトリップだった。面白かった。
〈廃線跡を歩いて〉
トンネルから次のトンネルまで、不思議な道を歩きました。新緑に囲まれた廃線跡。明るい日差しが降り注ぐ中、誰も通らない道を夫と二人歩いていると、現実の世界とは思えなくなってきました。
北のトンネルはレンガ造りで、千と千尋の神隠しそれとそっくりで、この先に何があるのだろうかと覗き込んでしまいました。
廃線跡歩きはとても魅力的です。心の隅に残っている冒険心を掻き立てられます(ふ)
by azuminoyh | 2008-05-19 00:34 | 安曇野・風景散歩 | Comments(0)
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