ポルトガル③

ﾘｽﾎﾞﾝは7つの丘の都と呼ばれている。平らなところがほとんどなく坂道ばかり。しかもかなりの急坂が多いので年寄は難渋する。そこで大活躍するのがケーブルｶｰといいたいところだが、僅か3路線のみで、いつもすいている。
一つの路線は数百mしかなく上と下が同時に出発して中央部ですれ違う。僅か数分のトリップだ。10分おき位の運行なので待っているより歩いた方が早かったりする。どうやら観光用と見た。乗車券は180円もするけれど市内交通共通の1日券(500円位)を持っていればフリーパス。
一方市内中心部には地理不案内の旅行者の強い味方、トラムが走っている。急坂でもぐいぐい走る頼もしい奴だ。ただ乗りをする人たち。少年はノウ　フォト！と叫んでいたが・・・・・・・。

おそらくここだけにしかない乗り物？がこの”サンタ・ジュスタ”のエレベーター。1分もかからず下りるけれどもちろん有料。丘上の街から下の街に下りる時に使う。内部はかなり広く優に30人位は乗れそう。木の内装はなかなか趣がある。

道に突き出しているだけに眺めはとても良い。あちこちに展望台と名づけられたところはたくさんあるようだが、なんといっても一番は最高所にある”サン・ジョルジェ城”。上の写真の一番上に写っている。1500年ほど前に作られたというこの城の遺構は城壁だけ。
孔雀が窓に寄ってポーズをとっていた。ここからの夕映えは美しかった。